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福岡に本社を置き、全国および海外に営業拠点を広げるリックス株式会社。こちらが扱う浮上油回収装置の特徴を案内します。
1907年(明治40年)に創業し、110年以上の歴史をもつ企業です。創業時は足袋の販売から始まり、地下足袋を八幡製鉄所に納めたのをきっかけに、鉄鋼業界をはじめとする各産業界にビジネスの場を拡大してきました。製造部門も設置し、回転継手を始めとする自社ブランド「ROCKY」を冠にしたシリーズ製品の製造販売も行っています。商社とメーカーとしての二足の草鞋の顔をもつ会社です。
顧客である大手製造業の生産現場で使用される設備や部品、消耗品などの生産財を取り扱っています。顧客に密着することでニーズに寄り添い、問題を解決するソリューションを自社の製造部門や様々な仕入先各社より調達しています。また、グローバルに顧客のもとへ製品を提供しています。
仕入先各社の商品とコラボレーションをおこなったり、システム化のを提案するなど、様々な解決策を創り出しています。いわゆる課題解決力が高いのが、顧客密着型メーカー商社の強みです。
最新のITやAIの技術を積極的に導入し、より良い技術や知識を顧客に提供できるようにしていきます。また、顧客の求めるソリューションを迅速に提供することで、課題解決のパートナーとなるように邁進しています。仕入先に対しては販売だけでなく、顧客の声やニーズをフィードバックすることで、商品の改良や開発に関する情報提供を行っています。
リックスが提供する浮上油回収装置に関する導入事例は、公式サイトに見つかりませんでした。
公式サイトによると、リックスの浮上油回収装置は2004年の販売開始以来、自動車や二輪メーカー、工作機械メーカーを中心に、鉄鋼、電子・半導体、環境などの加工ラインで採用されているようです。とりわけ、切削加工機やマシニングセンタ、旋盤など工作機械の水溶性クーラントに混入する潤滑油や作動油の回収に使われています。
浮上油回収装置に多いベルト式オイルスキマーの場合、ベルトの交換やスキージの調整といったメンテナンス作業が生じます。比重差分離タンクの清掃も必要です。これに対してリックスの浮上油回収装置は、特殊構造のシャフト(芯棒)を回転させ油分を持ち上げるタイプですから、ベルトなどの交換も不要。クーラントの持ち出しが少なく、タンクの清掃も必要ありません。
クーラントの持ち出しが少ないということは、廃棄処分量も減らせるということです。公式サイトによると、回収油に含まれる水の割合は、わずか7%。不要な油を効率的に回収でき、かつ廃棄処分量を減らせるため、ランニングコストの低減にも貢献します。また、消費電力量も6Wと抑えられており、電気代の削減にもつながります。
一般的なベルト式やディスク式などの浮上油回収装置と比べ、リックスの装置は場所を取らないことも特徴のひとつ。設置スペースは約14cm四方ですから、従来の浮上油回収装置では大きすぎて設置できなかったという場所でも、設置可能です。
リックスは商社でありながら工場も保有しており、自社製品の開発や研究もおこなっています。顧客の要望を反映したカスタマイズや製品開発にも対応しており、設置環境に適した装置の提供も可能です。また、評価用レンタル機の貸出もおこなっています。
導入後のトラブルについても、全国40拠点以上(2021年7月時点、公式HPより)の営業所が窓口となって一次対応してくれます。必要であれば技術スタッフが駆けつけて修理対応などもしてくれるようです。
販売会社 | リックス株式会社 |
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導入先 | 自動車メーカー、工作機械メーカー、二輪メーカーなど |
所在地 | 〒812-8672 福岡県福岡市博多区山王1丁目15-15 |
電話番号 | 092-472-7311 |
営業日/定休日 | 9:00~17:30/土日祝定休 |
HP | https://www.rix.co.jp/ |
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