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浮上油が取り切れない・残る

公開日: |更新日:

浮上油やスラッジの混入したクーラントタンクを清掃する際、すべて取り切れず浮遊物が残ることがあります。クーラントタンクに残ってしまう油の問題も、浮上油回収装置が解決します。

タンク内に浮上油やスラッジが残る理由

クーラントタンクの清掃は、年に数回という工場が一般的ではないでしょうか。清掃といっても、タンクの底や壁に付着した油やスラッジを回収するのは重労働。泥だらけになりながら作業をしている工場もあるでしょう。

タンク内に付着した浮上油やスラッジを完全に取り切るのは、難しいといえるでしょう。基本的には手作業で行いますから、隅に残る汚泥まできれいに取り除けないこともあるのです。

清掃回数を増やせば、重労働を回避でき、浮上油やスラッジも残さずきれいに取れる可能性もあります。しかし、清掃はクーラント液を抜き取ってからの作業となるため、清掃中は工作機械を使えません。清掃回数が増えると作業ができない時間も増えることになり、生産効率の低下の原因に。

また、回収した汚泥だけでなくクーラント液も廃棄することになりますから、清掃が増えれば廃棄コストも上がるということになります。

参照元:永進テクノ(http://www.eishin.info/problem/pro_5.html

浮上油やスラッジを残さない方法

清掃作業は本来、日常的に行うことで重労働を避けられる業務といえます。日常的な清掃を実現するのが、浮上油回収装置。汚泥のもととなる浮上油やスラッジを自動で回収する装置ですから、沈殿したり壁に付着したりした汚泥を少なくできます。これによって、従来より清掃回数を減らしても、作業者の負担軽減につながるでしょう。

また、浮上油回収装置はクーラント液がタンク内に入った状態で作動するため、作業をストップさせることなく、クーラント液の改善ができます。液が改善されることで長持ちさせられ、廃棄量の軽減にも寄与するでしょう。

参照元:永進テクノ(http://www.eishin.info/problem/pro_5.html

浮上油回収装置の導入事例

アルミ加工を行うD社では、加工時に大量のスラッジが発生し、それが沈殿することで清掃に苦労していました。毎日の清掃作業だけでも、30分以上もかかっていたのです。
浮上油回収装置の導入により、清掃頻度も減らせたほか、清掃時間もわずか3分にまで軽減。生産効率も上がっています。

参照元:(PDF)改善事例ハンドブック:永進テクノより(http://www.eishin.info/pdf/catalog_case_studies_02.pdf

浮上油回収装置・編集チームまとめ

クーラントタンクの清掃を怠ると、悪臭やオイルミストを放ち作業環境を悪化させたり、機械の動作や部品の摩耗などが生じて加工品の品質に影響を与えたりします。
面倒な清掃作業を少しでも軽減するうえで、浮上油回収装置の導入も選択肢のひとつといえるのではないでしょうか。

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