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渦流ポンプ(カスケードポンプ)を得意とするポンプメーカー・ニクニでは、浮上油回収装置も取り扱っています。浮上油回収装置「OSK」を中心に、ニクニの特徴やサポート体制などを紹介します。
工場運営の効率化・合理化に貢献する各種機械装置を数多くリリースしているニクニ(OSK)。その一方で、自社製品が環境破壊の一因へと繋がらないよう、最新の配慮で製品開発を行ってきました。
環境保全に関する同社の取り組みが評価され、「環境マネジメントシステム ISO14001」と「低CO2川崎ブランド’19」の2つの認証を取得。機械製造メーカーとして、環境保全への取り組みは不可欠との方針です。
自社製品を導入した企業に対し、ニクニ(OSK)は装置が最良の状態を維持できるよう、常に現場を見守ります。具体的には、出張による試運転や定期点検、機械診断、老朽化した装置の入れ替え提案、他社製品の整備などです。
常に装置を見守ってもらえることで、装置の緊急停止などによる機会損失リスクが最小限に抑えられることでしょう。
全国の機械展示会に積極的に出展しているニクニ(OSK)。過去に出展したときの内容を知りたいという声に応え、公式HPには「オンライン展示会」というコンテンツを設置しています。
コンテンツの各ページには、過去に出展した展示会の詳しい内容が画像・動画付きで公開されているので、ニクニ(OSK)の浮上油回収装置が気になる方はぜひチェックしてみてください。
ニクニが提供する浮上油回収装置に関する導入事例は、公式サイトに見つかりませんでした。
ニクニの浮上油回収装置「OSK」は、自動車メーカーや工作機械メーカーをはじめ、鉄道、航空、船舶、食品、環境エネルギーなど、さまざまな業界で活用されています。主に、クーラント液上に浮上する工作機械の作動油やエマルジョンが破裂して液化した浮上油の回収除去に使用されているようです。
ニクニの「OSK」は、ベルト式の浮上油回収装置です。タンク液面の浮上油をベルトに付着させ、かき取り金具でオイル分離タンクに落とし込むという、シンプルなつくりの回収装置。浮上油のみを分離除去でき、クーラント液や洗浄液の腐敗を防ぎます。
回収された溶液は、オイル分離タンクで比重差を利用して不要な油を濃縮させます。使用可能なクーラント液は、再びクーラントタンクに戻され再利用。これによってクーラント液を長持ちさせるとともに、廃棄量の抑制にも貢献します。
浮上または沈殿したスラッジの回収には、液中掃除機「LAX」がおすすめです。ニクニが得意とする気液移送ニュートンポンプの強い動力で、タンク内のスラッジを吸い取ってくれます。鋳鉄性やステンレス、食品から化学液まで、多様な用途に使えることもポイント。
機器によりますが、導入前にデモ機の貸出も可能で、効果を確認できます。また、導入時の試運転にはニクニの専門スタッフが立ち合い、設置作業をサポートしてくれます。
手厚いアフターサービスも、ニクニの特徴です。故障時の対応はもちろん、点検整備や機械診断なども専門スタッフが現場に向かい対応してくれます。場合によっては、他メーカーのポンプ製品の整備もしてくれるようです。
販売会社 | 株式会社ニクニ |
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導入先 | 自動車、航空、船舶、食品、環境エネルギーなど |
所在地 | 〒213-0032 神奈川県川崎市高津区久地843-5 |
電話番号 | 044-833-1121 |
営業日/定休日 | 9:00~17:30/土日祝定休 |
HP | https://www.nikuni.co.jp/ |
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