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自動車部品や産業機器のメーカーとして知られる日建では、水処理設備として浮上油回収装置にも評判があります。こちらの浮上油回収装置「Proスキマー」の特徴を紹介します。
浮上油回収装置を始め、あらゆる自社製品について、開発・生産・販売を自社一貫で行っている日建。製造過程において他の企業が介入する余地は基本的にないので、どのプロセスにおいても、迅速に自社スタッフが動くことが可能です。
万が一、導入した装置にトラブルが発生した場合でも、製品の構造に詳しいスタッフが現場へ急行し、最短でトラブルを解消。機会損失の発生を最小限に抑えることができます。
何より、他社には真似できないオリジナル機械装置の開発・製造は、自社一貫体制にこだわる日建ならではの特徴です。
浮上油回収装置の開発プロセスのベースには、「汚れたもの・余分なものを取り除く」という技術が不可欠です。日建は、浮上油回収装置の他にも、この技術を応用し、水を浄化する装置も開発。純水製造機や純水自動販売機などの製造・販売へ積極的に乗り出しています。
なお、2006年と2007年には、飲用水を得ることが難しいバングラディッシュの特定地域において、現地の孤児院に浄水装置を設置。自社技術を活かした社会貢献活動も積極的に行っています。
日建が提供する浮上油回収装置に関する導入事例は、公式サイトに見つかりませんでした。
日建の浮上油回収装置「Proスキマー」は、旋削、平削り、穴あけ、フライス削り等を行う工作機械であるNC工作機械のクーラント貯留槽や脱脂洗浄貯留槽などの浮上油回収、排水貯留槽の浮上物除去などへの活用を推奨しています。とりわけ、低粘度の油の吸引を得意としており、メッキや表面処理の脱脂洗浄貯留槽の浮上油、食品工場排水の浮上油、設備洗浄後に混ざった切削油・潤滑油などの回収にも対応できるようです。
Proスキマーは、あらゆる加工メーカーで使われることを想定し、さまざまな加工液・排水に対応できるよう、頑丈さと安定稼働を目指して開発された浮上油回収装置。産業機器や水処理設備などの開発・製造で培った日建の技術は、Proスキマーにも生かされています。
浮上油の吸引部には、液面が変動すると自動で追従するサクション機構を採用。これにより、回収の効率化を実現します。また、回収された液体は分離槽へ移送。浮上油を回収して残った切削液は、オゾン気曝槽で殺菌・脱臭され、工作機械タンクへと戻されるしくみです。
浮上油の回収スピードを早めるために動力の大きいポンプに変更したり、チューブの太さを変えたりといったカスタマイズにも、フレキシブルに対応。また、不純物が多い場合は吸い込み口にストレーナーを付けたり、吸い込み口の位置の変更したりといった要望にも応じてくれます。
導入前に、専門スタッフがヒアリングを行ったうえでカスタマイズを含めた提案をしてくれます。また、テスト用の機械も準備しており、効果の確認も可能です。なお、設置は自社または提携の専門業者が工事対応するようです。
日常的なメンテナンスは、2~3カ月に一度の清掃くらいしかなく、自社で対応できますが、導入後の故障やトラブル、動作不備などがあれば、対応してくれます。
販売会社 | 株式会社日建 |
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導入先 | HPに記載はありませんでした |
所在地 | 〒592-0012 大阪府高石市西取石5丁目9-23 |
電話番号 | 072-261-8711 |
営業日/定休日 | 9:00~18:00/土日祝定休 |
HP | http://www.nikken-net.co.jp/pro_skimmer/ |
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