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浮上油回収装置と油分解剤の違い

公開日: |更新日:

油分解剤とは付着した油を分解して処理する洗浄剤です。ここでは、油分解剤と浮上油回収装置における処理方法やランニングコスト、回収後の処理などの違いについて解説します。

油分解剤とは

油分解剤は油汚れに反応して油を細かく分解します。微細分解された油は微生物によって生分解され、下流に流れていくにつれ更に生分解が進み、最終的には油がほとんど残らないのがメリット。油吸収材のように産業廃棄物が発生することもありません。
ただ、油をほぼ残さない段階まで分解するためには、微生物の力が必要だという点はデメリットともいえます。

生物処理による分解にも対応

油分解剤には複数種類があり、メーカーによって処理の仕組みに違いがあります。
たとえば植物界面活性剤を希釈して油に散布することで加水分解するタイプのほか、油を天然カプセル組織内に閉じ込めて分解するタイプも。バクテリアが油を消化してくれるため、数ヵ月かけて水と炭酸ガスに分解してくれます。

主に使用される場所

油分解剤は洗浄剤を油に散布することで分解を促し、生分解も可能である点がメリット。油分解剤は以下のような場所で使用されています。

また、交通事故などの現場で油の処理を行う際にも適しています。エンジンオイルや植物油、動物油、ガソリンや灯油、切削油やジェット燃料などの油を分解できるため、さまざまな場所で広く用いられています。

浮上油回収装置との違い

浮上油回収装置は液面に浮いた油を回収しますが、油分解剤で分解することも可能です。そこで、処理方法やランニングコスト、回収後の処理などの点における違いを解説します。

処理の仕方

浮上油回収装置ではベルトやフロートなどの働きで浮上油を回収します。大量の油でも素早く回収することができます。

一方、油分解剤は油に散布することで油を細かく分解します。ただし、微生物による生分解でほとんど油が残らない状態にするには時間がかかります。

ランニングコスト

浮上油回収装置は導入時の費用が大きいものの、ランニングコストには優れているといえます。浮上油回収装置によってクーラント液がキレイに保てることで、フィルター交換の回数を減らせたという事例も。

一方油分解剤は導入コストが安く、コストパフォーマンスに優れています。洗浄剤によって油は分解されるため、産業廃棄物の発生もありません。

回収後の処理

浮上油回収装置では回収した油を資源として再利用することができます。また、油分解剤は生分解も可能なため、産業廃棄物の発生はありません。

スピーディーに回収するなら浮上油回収装置がおすすめ

油分解剤には比較的安価に油の処理を行える・最終的に油がほとんど残らない・産業廃棄物が発生しないなどのメリットがあります。ただし分解に時間がかかる・不純物が混ざる可能性があるというデメリットもあります。

浮上油回収装置には「浮上油だけを取り除く」「スピーディーに回収を行える」という強みがありますから、要望や用途に応じて適切な方法を選ぶことをおすすめします。

     
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